冬こそ、住宅展示場へ行こう!┃オススメ理由と見るべきポイント

冬の住宅展示場をオススメする理由を確認します。
そして、冬の住宅展示場で見るべきポイントを確認していきます。

さくら
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雪があったり、寒かったりすると外に出るのは億劫ですよね…。
そんなときこそ、住宅展示場に行ってみませんか?
天候が悪条件であるほどオススメしたい場所が住宅展示場なのです!

本記事内の内容は、特記が無い限り、のことを書いています。
主語や補語で季節の用語が抜けていたとしても、四季全てにあてはまることではありませんので、ご注意ください。

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住宅展示場とは?

さくら
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住宅展示場については、以下の記事でまとめています。

冬にオススメする理由

冬に住宅展示場をオススメする理由は、「家に対して厳しい条件が揃っている」から。

家に対して厳しい条件としては、以下がある。

  1. 気温
  2. 雪(地域限定)
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家に対して厳しい条件としたものは、The冬という感じの条件ですね。
家との関係について補足します。

条件1「気温」

四季のある日本において、最も気温が低くなるのは冬である。
つまり、冬の住宅展示場は、最も低い気温条件を体験できる場となる。

室内は暖房が入っているので、実際に感じるのは室温であるが、最も低い気温条件との関係をおさえられるのは冬だけである。

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暖房・冷房をあまり使わない春・秋のシーズンは楽しく・快適に住宅展示場をまわりやすいですが、設備と室内環境の関係を知らないと、住み始めてからのギャップを感じやすくなります。

条件2「雪」

日本において、雪があるのは冬である。
つまり、住宅展示場で雪を感じられるのは冬だけである。

住宅展示場においては、ハウスメーカーの方が主要な部分の雪かきを行っていることが多いが、窓まわり、庇の上、屋根の上等までは行き届かないことが多いので、雪との関係をおさえられる。

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例えば、屋根の軒から落ちる雪がベランダにどれくらい溜まるのかを知ることで、ベランダの大きさや屋根の軒の長さを決める基準にすることができます。
ベランダを大きくして、軒の長さが短いと、ベランダの雪かきという珍しいイベントを経験することになります。

条件2「雪」の話は、積雪のある地域に限られます。

冬に見るべきポイント

条件1「気温」、条件2「雪」に関連するところであるが、冬に関わる以下のポイントを住宅展示場で見ることをオススメしたい。

  1. 室温
  2. 湿度
  3. 床表面温度
  4. 窓表面温度

ポイント1「室温」

室温が何度であるか”、これは冬の住宅展示場において確認してほしいポイントである。
そして、室温18℃以上を確保できていることを確認してほしい。

なぜ、室温18℃以上か?
1つの指標ではあるものの、世界的な組織であるWHO(世界保健機構)は、寒さによる健康影響から居住者を守るための室内温度として、18℃以上を強く勧告しているからである。
高齢者などにおいては、18℃よりもさらに暖かくする必要があるとも示されている。

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聞きにくい場合、住宅展示場内に温度計が設置されていることが多いので、さりげなくチェックをしてみてください。
18℃以上はあくまで目安なので、上着を脱いだ時の自己体感も大事にしてみてください。

ポイント2「湿度」

湿度が何%であるか”、これも冬の住宅展示場において確認してほしいポイントである。
そして、湿度40~70%を確保できていることを確認してほしい。

なぜ、湿度40~70%か?
1つの指標ではあるものの、建築物環境衛生管理基準では、相対湿度40~70%と示しているからである。

建築物環境衛生管理基準は、空気環境の調整、給水および排水の管理、清掃、ねずみ・昆虫等の防除に関し、環境衛生上良好な状態を維持するために必要な措置について定めているものである。

参照ページ:厚生労働省HP 建築物環境衛生管理基準について

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こちらも温度同様に営業さんに尋ねるか、湿度計を確認してみてください。
北海道を含めて冬の寒さが厳しい地域では、家の断熱性・気密性が優れていることが多く、そのような中で暖房設備をしようすることで、相対湿度が低くなりがちです。

また、湿度はウイルスの生存率と関係している研究が多数報告されており、上記の数字もそういった研究をもとにしているものですので、可能であれば55%~70%を目指したいところです。

加湿の有無は確認してください。
加湿無しに湿度が低ければ、住宅性能が良いことは認識できます。
ただし、そのハウスメーカーの家における効果的な加湿方法は確認したいところですね。

ポイント3「床表面温度」

床は冷たくないか”、これも冬の住宅展示場において確認してほしいポイントである。
スリッパを脱ぎ、同じところに数秒立ってみて、床表面温度を感じてほしい。

この確認で分かることは、家の中における高さ方向の温度差である。
暖気は上に、寒気は下に移動し溜まりやすいので、床表面・足元は冷たいが、天井付近・顔付近は暖かい家というのは、家の中で高さ方向に温度差を生じていることになる。

建築士の試験における温熱環境の計画として、「くるぶし(床上0.1m)と頭(床上1.1m)との温度差は3℃以内が望ましい」という問題は頻出するレベルであり、高さ方向の温度差は非常に重要となっている。

温度差を測ることは難しいものの、日常的に接しうる床面の温度が快適であるかはチェックポイントとして重要視してほしい。

さくら
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ポイント1「温度」については、暖房をガンガン入れると解決します。
一方で、ポイント3「床表面温度」は、床面に入れる暖房でない限りは、対策が難しいところです。
住宅展示場の家では、光熱費の節約を考えずに暖房を入れることも可能ですが、家自体も大きいこともあり、全てを隠しきれるわけではないので、複数の部屋でスリッパを脱いで、性能を感じてみてください。

ポイント4「窓表面温度」

窓は冷たくないか”、これも冬の住宅展示場において確認してほしいポイントである。
窓を触って、窓表面温度を感じてほしい。

この確認で分かることは、家の中における外気温からの影響度である。
外気温から影響を受ける主な面部材としては、窓、屋根、壁、床があるが、その中でも窓の影響度は一番大きい。
これは、屋根・壁・床には断熱材を入れられるが、窓は断熱材が入れられないからである。

窓のおける主な断熱対策としては、ガラス自体の性能、ガラスの枚数(真空層などをつくる)、サッシの性能などがあるが、難しい内容が多い。
そのため、分かりやすい方法として、いろんな家の窓を触ってみて、比較的冷たいか・冷たくないかを感じることをオススメしたい。

さくら
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北海道を含めた寒い地域では、冬の暖房費は死活問題であり、断熱性能が関係しやすいです。
極寒地域以外においても、暖房費は安いほど良いと思いますので、地域に限らず確認してもらいたい点と思います。

日射の当たっている窓は、日射の影響もあることを頭に入れてください。
何軒か、何枚かの窓を触っていると温かい窓に出くわすこともあるかと思いますが、日射の影響です。
外の気温と室温の間にある窓は、日射の影響がない限り、室温以上に温かくなることはほぼあり得ません。

まとめ

冬の住宅展示場で見るべきポイントのまとめ。

  • 冬の室内温度が18℃以上かを確認
  • 冬の室内湿度が40~70%を確保できるか確認
  • 暖房時の高低差における温度差の有無を確認
  • 窓の性能を確認
さくら
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住宅展示場が気持ち良いシーズンって春・夏・秋ですよね。
しかし、どちらかといえば行きたくないと思われる冬のシーズンこそ、住宅展示場で見られるポイントは多く、家づくりにおいて貴重な経験が得られると思っております。
寒いな、雪降ってるなと思った時こそ、住宅展示場に行ってみてください。

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