【My家】一条工務店で仮契約へ┃契約なのに仮?

我が家の家づくりに関して紹介します。
この記事では一条工務店と仮契約を締結したときに考えたことを紹介します。

Info

2022.02 一条工務店と仮契約
2022.12 土地契約
2023.01 一条工務店と本契約
2023.11 完成・引越し

北国の建築士による一条工務店・グランスマートでの30坪の家づくり
マイホームに関する記事まとめは「コチラ

さくら
さくら

マイホームづくりは各家庭で異なると思います。
こういった考え方もある、という参考になればと思って記事を書いています。

2022年2月時点における情報です。
”一条工務店”の仮契約をメインとしていますので、他の工務店・ハウスメーカーに対して当てはまらない部分もあります。

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仮契約の話をもらう

2022年2月中旬。
札幌市内にある展示場でいろいろな物件を見ていた頃。
何件も見て回る一家族に粘り強く対応してくれた一条工務店の営業さんから急な一言。

仮契約考えてみませんか?

予想外の一言だけど、いつかはくると覚悟していた一言。
これを機に仮契約を考えた。

そもそも仮契約とは

結論から。
法的に「仮契約」は存在しない

では、何なのか。
答えは「建築工事請負契約」である
つまり、立派な契約行為となる。

もう少し踏み込む。
「建築工事請負契約」とは建築工事請け負う契約なので、本来は建築工事ができる状態にて結ぶ契約となる。
そう考えると、土地・建物仕様がともに未定の状態において結ぶ契約としては疑問がある契約である。

さくら
さくら

それならば、なぜ「仮契約」という表現を使っているのでしょうか。
おそらく、建築工事請負契約にあたって十分な状態ではないことから、”仮契約”という言葉を使っているものと推察しています。
契約に対するハードルを下げる意図もあるのかもしれませんね。

仮契約のメリットとは

一条工務店における仮契約のメリットは、諸条件を確定できること。
正式な契約を結ぶことになるのであるから、相互に確認している条件は確定となる。

一条工務店で工事請負契約書を見たときである2022年2月時点ではそう言えますが、契約書で記載されている内容が優先されますので、必ず最新の契約書を細かくチェックしてください。

実際の建築工事請負契約書をもとに、確定できる条件を見てみる。

重要なのは、「第6条 その他」の(2)である。
特に注目してほしいのは次の点。
・見積書の金額は仮契約締結日から1.5ヵ年以内で有効
・1.5~3.5ヵ年となれば、単価上昇分を乙と甲で折半
・3.5ヵ年経過以降となれば、単価上昇分の75%を乙、25%が甲

これを踏まえれば、仮契約=建築工事請負契約書を契約した日から1.5ヵ年以内において、契約時の見積書における本体建築価格の施工単価が確定される、ということになる。

このことこそが、いろんな方が言う”仮契約すれば坪単価が固定できる”であり、”仮契約のメリット”であろう。
住宅・設備の仕様が高度化し、人件費・材料費が高騰する昨今において、坪単価をとある時点で確定して日時経過できることは非常に大きなメリットである。

さくら
さくら

※偉そうに書いていますが、あくまで文字から判断できることを書いているだけであり、厳密に争うのであれば、法解釈のプロを交えてください。
この契約をちゃんと読んだうえで契約を結んだ私が言うのもなんですが、建築工事請負契約書の中(=本契約)に「仮契約」という文言が出てくることには少し違和感がありました。

仮契約のデメリットとは

一条工務店における仮契約のデメリットは100万円を払うこと。
100万という大金が手元から離れるのは大きなデメリットである。
なお、特に何もしなければ、契約解除時にほぼ満額返却される。

さくら
さくら

100万円を支払い仮契約するということは仮契約という名の建築工事請負契約(=本契約)を結ぶことになるので、以降における図面作成等に対価が発生する可能性があります。
この契約時以降、何かしてもらう場合には確りと確認することをオススメします。

我が家の決断

仮契約を勧められてから約1ヵ月悩んだが、坪単価が上がる1日前、2022年2月28日に仮契約(建築工事請負契約)
デメリットよりもメリットが大きいと判断しての決断。

さくら
さくら

子どもの入学に合わせて転居したかったので、家を建てる時期は1年以上先になる予定でした。
そのため、この契約でいう1.5ヵ年は過ぎることは見越せていましたが、1.5~3.5ヵ年までにおいて単価上昇分が折半となるのは魅力的であると思っての決断です。
仮契約した2022年2月は、コロナ2019の影響、世界での戦争の影響が大きく出始めていた時期でもあり、単価が上がっていくだろうという想定も後押しとなりました。

数ある中で一条工務店と仮契約を結んだ理由は、他にまわっていた複数のハウスメーカーからはなかなか踏み込んだ話がこなかったことに加えて、冬季のモデルハウスに入る度、冷え性の妻と娘が「足暖かいなー」と嬉しそうにしていたから。

まとめ

一条工務店と仮契約を締結したときに考えたことについて。

  • 一条工務店で仮契約と呼ばれるものは「建築工事請負契約」であり、正式な契約である
  • 100万払うデメリットよりも、不安定な世の中を考慮した中での坪単価固定にメリットを感じて、一条工務店と仮契約を結ぶ
さくら
さくら

契約と名の付くものについては、その契約書をしっかりと見てみてください。
ハウスメーカ毎で契約書の記載内容には差異があり、しっかりと読んでおかないと、後のトラブルの元となります。
仮契約に対していろんな考察や解説をネットでは見つけられますが、契約に関しては契約書が絶対となるので、まずは手元の情報を第一にすることをオススメします。
少しでもお得に、マイハウス生活を!

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